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【リオ五輪】男子団体、銀メダル!

 

日本時間、今朝7時半より行われました、男子団体決勝戦。

 

これまで素晴らしいチームワークと強い気持ちで卓球男子の歴史を変え、決勝まで勝ち上がってきた日本。

 

男子団体史上初のオリンピックでの決勝戦という大舞台で、世界最強の中国と対戦しました。

 

第1試合は丹羽選手対、今大会シングルス金メダリストであり、世界最強中国のエース馬龍選手。

リードを離す場面も見られましたが、馬龍選手の速い攻撃に対応することができず0-3で敗れました。

 

 

第2試合ではエース水谷選手と世界ランキング第3位である許昕選手の対戦。

 

第1ゲームから積極的に攻め12-10で粘り勝つと勢いのままに第二ゲームも11-9で勝利。しかし、第3ゲームを3-11で落とすと落ち着きを取り戻した許昕選手の攻撃を止めることができず、第4ゲームは7-11。

勝負は最終ゲームに持ち込まれました。

第5ゲーム終始許昕選手にリードされ、苦しい展開が続き7-10とマッチポイントを握られました。そこから水谷選手は得意のフォアハンドで攻め続け、3点を返して10-10。

手に汗を握るこの場面、相手のボールが台から出たところを見逃さずに鋭い回転をかけ攻めた水谷選手、この力強い攻撃を最強中国の許昕選手も止めることができませんでした。最後は水谷選手のサービスエースで得点し、驚異の粘りを見せ5ポイント連取で見事3-2の接戦を勝利!!過去に一度も勝ったことのない選手に、オリンピック決勝という大舞台で大逆転勝利を見せました!

 

1-1で迎えた第3試合ダブルス。

エース水谷選手の勢いにのり、第1ゲームを11-4で奪取すると、第2ゲームは中国ペアに圧倒され6-11。

そして第3ゲームで互角のラリーを見せた日本ペアでしたが中国ペアのパワーのある攻撃に対応しきれず、9-11で惜しくもこのゲームを落としました。そして流れは一気に中国へ。第4ゲームを5-11で落とし1-3で敗れました。

 

1-2で後がなくなった日本。

第4試合では吉村選手と中国のエース馬龍選手の対戦。

 

序盤からレシーブ強打で得点されるなど速い展開での攻撃に圧倒され,わずか1点しか奪うことができず第1ゲームを1-11で落としました。第2ゲームも馬龍選手の攻撃力になかなかリズムを掴めず4-11。声を出し自らを鼓舞して世界ナンバーワンプレイヤーに食らいつく吉村選手でしたが、相手の攻撃を崩すことができず第3ゲームも4-11で落とす日本の銀メダルが確定しました。

 

しかし、他国の観客の方が日本の旗を振り、終始会場が「ニッポン」コールで湧くなど、絶対王者である中国を相手に水谷選手が大金星を挙げ、中国を追い詰めた日本の3選手に大きな声援が送られました。

 

試合終了後、金メダルを賭けこの死闘を繰り広げた中国選手と固い握手でお互いを称え合う場面も見られ、日本選手の歴史を変えた大活躍、そして卓球の素晴らしさ、スポーツの素晴らしさを感じられた瞬間でした。

 

 

中国の壁は高く惜しくも3-1で敗戦し、リオオリンピックはこの男子団体決勝戦で幕を閉じました。残念ながら金メダルには届きませんでしたが、オリンピックのファイナルまで勝ち残った日本男子の3選手に大きな感動を与えられました。

 

一球一球に命を懸けているかのような気迫のあるガッツポーズ、打つボール全てに、ここにくるまでの4年間の強い想いが込められているような感じがしました。

闘志をむき出しに、全てを賭けて戦う姿勢は卓球経験者の方だけではなく卓球を知らない方の心にも届いたのではないかと思います。

 

そして4年後はいよいよ東京オリンピックです。リオで越えることのできなかった最後の高い壁である中国へのリベンジを東京で果たすため、また2020年までの4年間の戦いが始まるのではないでしょうか。

 

4年後の挑戦を楽しみに私たちも卓球を様々な角度から盛り上げ、応援していきます。

皆様も、今後も是非一緒に卓球を盛り上げていきましょう☆

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