【卓球】プロコーチが徹底解説!順横回転サーブ・レシーブのコツ

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嵯峨 弘平 Kohei Saga

ゴールドコーチ
  • 関東大会埼玉県予選 団体の部・ダブルスの部:ベスト8
  • 全国高等学校卓球選手権大会(インターハイ) 埼玉県予選 団体の部・ダブルスの部:ベスト8

🏓 本記事はこんな方にオススメ

順横回転サーブとは

順横回転とは、利き手側に曲がる回転のことです。

具体的には、右利きが出す場合はボールが時計回りの回転となり、左利きが出す場合はボールが反時計回りの回転となります。

順横回転サーブとは、この順横回転のかかったサーブのことです。

試合の中では、下回転サーブの次に多く使われるサーブです。

順横回転サーブは試合で多く使われる

順横回転サーブのやり方

ここでは、右利きの想定で順横回転サーブのやり方をご紹介します。

順横回転サーブのやり方は3つあります。

ラケット面の角度

1つ目はラケットの面の角度です。

ラケットはヘッドの部分が下がるようにしましょう。

ラケットが外側を向くようなイメージです。

ラケットのヘッドが下がるようにする

ラケットの持ち方

2つ目はラケットの持ち方です。

サーブをするときには、フォアハンドやバックハンドのような基礎打ちをする握り方ではなく、ラケットを親指、人差し指、中指で握るようにします。

このようにすることで、手首をより使えるようになることや、ラケット面の角度を作りやすくなります。

握り方は人それぞれとなりますので、サーブが出しやすい握り方をおすすめします。

サーブを出しやすくするためには、握り方が重要

回転のかけ方・ラケットの動かし方

3つ目は回転のかけ方、ラケットの動かし方です。

順横回転のかけ方、ラケットの動かし方は2種類あります。

以下2種類のやり方がありますが、手首のスナップを使うというより腕全体でラケットを動かすことで安定して順横回転を出すことができます。

ボールの内側を打球しながら前方向にスイングする

この回転のかけ方は、サーブの球足の速いサーブを出しやすくなりますが、ボールの軌道が変化しづらくなります。

ボールの内側を打球して前方向にスイングする

ラケットを遠くから引きながらボールの下を打球する

この回転をかけ方は、順横回転で短いサーブを出すことができ、ボールの軌道が変化しやすいですが、ボールのスピードが出しづらくなります。

遠くから手前に引きながら打球する

順横回転サーブのコツorポイント

ここでは順横回転サーブのコツやポイントについて解説していきます。

一部、前述した内容と重複する部分も出てきますが、繰り返し伝えたいポイントになるので、ぜひご覧ください。

ラケット面の角度・動かし方

利き手方向に曲がる回転をかけることができるようにラケット面の角度を調整したり、動かし方を調整をしましょう。

具体的には、ボールの内側を打球できるような角度にすることや、ラケットを遠くから引くような動きをする。

体の使い方

基本的に体は真横を向いた状態でスイングできると安定します。

仮に卓球台のサイドオーバーする場合は、体の向きを正面気味に変えるとサーブが安定していきます。

サーブは体が横を向いている状態で出すことが基本

手首・腕の使い方

手首のスナップを使うと、より回転をかけることができますが、確実性が低くなる可能性が高いです。

そのため、手首はラケット面の角度を固定することに使い、腕全体でラケットを動かすイメージにすることで、安定して順横回転サーブを出すことができます。

順横回転サーブのよくある間違い

次は、順横回転サーブのよくある間違い(ミス)について解説していきます。

下回転サーブになってしまう

順横回転サーブを出す時のラケットの動きは、順横回転サーブが時計回りの回転となるため、ボールの内側を打球する、もしくはラケットを引くような動きをします。

ラケット面の角度が上を向いてしまうことや、前方向にラケットが動いてしまうと、打球したボールが下回転になってしまい、横回転の割合が少なくなってしまいます。

そのため、順横回転サーブを出すためのラケット面の角度とラケットの動かし方が重要です。

バウンドが高くなってしまう

ボールとラケットが当たる位置である打点の位置が高くなってしまうとサーブのボール軌道が高くなります。

どれだけ回転をかけていても、サーブが高くなってしまうと強打をされてしまうリスクが高くなってしまいます。

できるだけ低い打点で打球することを意識していきましょう。

具体的には、ネットの白線の高さで打球できると、サーブも白線ギリギリの高さのサーブとなります。

回転量が少ない

ラケット面の角度が正確で、ラケットの動かし方が正確であっても、ボールとラケットが当たる位置でのスイングスピードがゆっくりだと回転量が少なくなってしまいます。

サーブでは回転量を出すために、インパクト付近でスイングスピードを速くするようにしましょう。

順横回転サーブのレシーブのやり方

ここでは順横回転サーブに対するレシーブのやり方について解説します。

※順横回転サーブを出す人が右利きで、レシーバーも右利きと想定して解説します。

ラケット面の角度

順横回転は時計回りの回転がかかっているため、ラケットに当てると右方向に飛んでいきます。

そのため、ラケット面の角度を左へ向ける、もしくは相手のフォアを狙うようにすることでレシーブが安定します。

横上回転か横下回転かの見極め

レシーブを安定させるには、ラケット面の角度を調整する必要があり、ラケット面の角度を決めるためには、相手のサーブの回転を見極めることが重要です。

回転を見極めるコツとしては、相手のサーブのインパクト時に、ラケット面の角度とスイングスピードを見て総合的に判断できると良いです。

ラケット面の角度

ラケット面の角度が上を向いていれば下回転である可能性が高いです。

ラケット面が立っている(ラケット面がレシーブする側に見えている状態)なら、上回転である可能性が高いです。

スイングスピード

インパクト時にスイングスピードが早ければ回転がかかっている可能性が高く、

スイングスピードがゆっくりであれば回転がかかっていない可能性が高いです。

打球するタイミング

相手のサーブ回転の判断が難しい場合は3バウンドギリギリで打球することでレシーブが安定しやすくなります。

理由としては、空気抵抗により、回転量が多少落ちるため、回転の影響を受けづらくなるからです。

回転が判断ができた場合でも、2バウンド直後をレシーブすることで、安定性を担保でき、相手へのプレッシャーをかけることができます。

レシーブのよくある間違い

ここでは、レシーブのよくある間違いについて、解説していきます。

ラケット面の角度があっていない

相手のサーブの回転に合わせたラケット面の角度を作ることでレシーブが安定します。

その角度を間違えてしまうと、レシーブが甘くなったり、ミスをしてしまう可能性が高いため、注意が必要です。

力加減

むやみに力一杯レシーブしてもミスが多くなってしまう可能性が高くなります。

回転を判断してその回転を利用することでミスを少なくすることができます。

タイミング

回転の判断ができていないのに、早めのタイミングでレシーブしてしまうと、回転の影響を受けてミスが多くなってします。

回転の判断ができていないなら、打点を遅くすることが必要です。

回転の判断ができているなら、打点を速くする、というような、レシーブの打点を使い分けることがレシーブを安定させるコツです。

まとめ

順横回転のサーブについて知りたい、順横回転サーブのレシーブを上達させたい、ならタクティブのパーソナルレッスンがおすすめ。

卓球スクール・タクティブでは、実績・指導経験ともに豊富なコーチが多数在籍しており、マンツーマンのパーソナルレッスンだからこそ、自分の納得いくまで打ち込める環境があります。

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