【卓球】ダブルスのレシーブで差をつける!ダブルスの戦略とコツを解説

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星野 歩夢 Ayumu Hoshino

ブロンズコーチ
  • 群馬県大会シングルスベスト16
  • 全国国公立大会ダブルスベスト16

今回は、卓球スクール・タクティブに在籍する現役の卓球プロコーチが、ダブルスのレシーブの基本からコツ、練習方法までありとあらゆる角度から徹底的に解説していきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

レシーブとは?

レシーブは、相手がサーブを打ってきた際に、それを受けて返球するプレーのことを指します。

レシーブは卓球の試合において重要な役割を果たし、レシーブで試合の流れを左右することも少なくありません。

ダブルスでは、コートのフォア半面にしかサーブが来ないので、シングルよりもレシーブをしやすくなります。

ダブルスのレシーブの種類

次は、ダブルスのレシーブの種類について解説していきます。

ダブルスのレシーブは、6種類あります。

ツッツキ

1つ目はツッツキです。相手の下回転サーブに対して、ラケットを上向きにして台の奥深くに下回転をかけて返球する技術です。

比較的安定した送球のできるレシーブです。

流し

2つ目は、流しです。流しは主に台上の短いサーブに対して横回転をかけて返球する技術です。

打ち方はツッツキと似ていますが、横回転をかけてストレート方向に打つと相手から逃げるようなレシーブとなるため相手の逆をつくことができ、取りづらいレシーブです。

ストップ

3つ目は、ストップです。ストップはツッツキと入りは似ているのですが、ツッツキよりも短く返す技術となります。

台上でツーバウンド以上する技術であるため、相手はドライブなどの攻撃をしづらくなります。

チキータ

4つ目は、チキータです。チキータは台上攻撃技術の一つでバックハンドで強い横回転や上回転をかけて攻撃する技術です。

台上の攻撃的なレシーブの中でも習得は難しいですが、習得してしまえば安定する技術の一つです。

フリック

5つ目は、フリックです。フリックは相手の短いサーブに対して、ボールを叩いて強く返球するレシーブです。

フォアでもバックでも行うことが出来、チキータと違って回転があまりかかっていないため、相手にとっては取りにくくなります。

ドライブ

6つ目は、ドライブです。

ドライブは基本的には長いサーブに対して、上回転をかけて攻撃をするためのレシーブです。

長いサーブが来たら、基本的にはドライブをしたほうが得点率が上がります。

ダブルスのレシーブのコツ

次は、ダブルスのレシーブのコツについて解説していきます。

一部、前述した内容と重複する部分も出てきますが、繰り返し伝えたいポイントになるので、ぜひご覧ください。

ツッツキのコツ

ツッツキのコツは、できるだけボールと体を近づけて打つことです。

また、ボールの下の方を捉えます。

利き手と同じ足を前に出してできるだけ体とボールを近づけ、ラケットはあまり動かさずにボールに回転をかけるイメージではなく、送るイメージで打球すると安定します。

流しのコツ

流しのコツは、ボールの横側をなぞるように回転を掛けることです。

ツッツキと同じ予備動作で入ると相手は直前までツッツキが来るか流しが来るかわからないため、反応が遅れます。

ストップのコツ

ストップのコツは、ボールが台についた直後に打球することです。

足の動かし方は、ツッツキと一緒ですが、打球タイミングが早くないと短いストップは打ちづらいです。

チキータのコツ

チキータは、台の中にできるだけ体を入れ込み、肘を支点にボールの左側(右利きの場合)を擦り上げるように打つことです。写真のようなフォームで打球します。

卓球 チキータ

今やトップ選手からアマチュア選手まで普及しているチキータ

フリックのコツ

フリックは、弾くのではなくラケットに乗せて送るように打つと安定します

弾く打ち方もあるのですが、初級者の方は弾かずに乗せて送るイメージで打つと良いと思います。

レシーブのおすすめの練習方法(メニュー)

次は、ダブルスのレシーブのおすすめの練習方法について解説していきます。

サーブの球出し

1つ目のおすすめの練習方法は、練習パートナーにサーブの球出しだけしてもらうことです。

サーブだけ出してもらい、ひたすらレシーブをすることでレシーブの感覚を養います。

ボールをキャッチする

2つ目のおすすめの練習方法は、ボールをキャッチすることです。

これは家で一人でも出来ます。主にツッツキやストップの打球点の感覚を養う練習です。

特にストップは、バウンド直後を捉えないといけないため、これが難しいです。

その感覚を養うために、自分でボールを落とし、バウンドしたボールをバウンド直後に上からではなく真横からキャッチする練習をします。

ダブルスのレシーブの戦術・パターン

次に、ダブルスのレシーブの戦術・パターンについて解説していきます。

回り込みフォアドライブが得意な方が4球目を打つ時

1つ目の戦術・パターンは、バックサイドを切るようにレシーブする戦術です。

バックサイドを切るようなツッツキやチキータをバックサイドに送ると3球目の返球がバック側に来る可能性が高くなります。

それを回り込みドライブで決めに行く戦術です。

ストップレシーブからの展開

2つ目の戦術・パターンは、ストップレシーブからの展開です。

ストップレシーブをしたら相手の3球目はほとんどツッツキ、ストップとなります。

ストップが来たらフリックまたはチキータ、ツッツキが来たらドライブで攻撃できるように待ちましょう。

切った深いツッツキを送り、ループドライブさせてカウンター

3つ目の戦術・パターンは、切った深いツッツキを送り、ループドライブさせてカウンターです。

切った深いツッツキを送ると、相手はスピードドライブを打つことは厳しくなります。

そこでループドライブを待って、上からカウンターを打つと効果的です。

右利き同士のペア、右利き左利きのペアについて

<右利き同士>

チキータなどのバックレシーブから入るとペアの人が初めから台に入りやすいです。

レシーブ後の戻りが遅い右利き同士のペアは、バックレシーブをすることも視野に入れても効果的だと思います。

<右利き左利き>

バックレシーブよりもフォアレシーブのほうが良いです。

その理由は、バックレシーブをする際にペアの人同士が重なってしまうため、4球目が打ちづらくなってしまいます。

まとめ

今回は、ダブルスのレシーブの戦術について徹底解説しました。

「ダブルスのレシーブをしっかり身につけて勝てるようになりたい!」という方にはタクティブのパーソナルレッスンがおすすめです。

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