【卓球】素早く戻る方法を徹底解説!試合で勝つための動きと改善策
🏓 本記事はこんな方にオススメ
- チャンスボールに焦ってしまいミスが出てしまう方
- 戻り方に悩まれている方
- 戻りについてよく指摘される方
今回は、卓球スクール・タクティブに在籍する現役の卓球プロコーチが「戻る際の動作や意識」について解説します。
本記事は右利きのドライブマンを想定して記載しています。
詳細は後述しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
戻りが遅れるとどうなる?ミスの原因と影響
卓球は短時間でラリーが続くため、打球後はすぐに戻り次のボールに備えることが非常に重要です。
体勢が戻れていないと、次のボールへの対応が遅れ、振り遅れや詰まる原因となり、打球点がズレてしまいます。
良い打球点で打てないとミスが出やすくなり、相手にチャンスボールを与えてしまう可能性もあります。
そのため、スムーズに戻ることは卓球をプレーする上で欠かせない要素です。
正しい戻り方を習得するとプレーが安定する理由
正しい戻り方を習得することで、プレーの安定感が増します。
しっかり戻ることで次の打球への準備がスムーズになり、相手の返球に対応する余裕が生まれます。
また、余裕ができることで相手の動きを観察しやすくなり、次のコースの判断も早くなります。
結果として、攻撃の準備もスムーズに行えるようになります。
スムーズな戻りを実現するための基本動作
基本的な流れとしては、ラケットを「引く→打つ→戻る」の3つのステップで行いましょう。
反復練習を行い、意識せずに動作ができるようになることが大切です。
相手の動きを見ながらコースを判断できるようになったら、戻る動きと引く動きをセットで行うことで攻撃の準備がしやすくなります。
戻れない原因として、ボールを見すぎて動きが止まってしまうことや、戻る動作を体が覚えていないことが挙げられます。
基本姿勢と体重移動のコツ
卓球の基本の姿勢はそれぞれの筋力や癖、プレースタイルなどにより異なりますが、一つの目安として次のようなことを意識していきましょう!
つま先と膝、肩のラインが垂直になるように構える。この3点が垂直に揃うことで重心が安定し、前後にブレにくくなります。
また、重心が前後に偏ると力みに繋がり、体勢が崩れやすくなるため、適切な位置を意識して構えましょう!
フォアハンド・バックハンドはこちら
素早く戻るための足の使い方
素早く戻るためには、足の位置を基本の構えに戻すことは次の動作をスムーズに行う上で、とても重要な要素となります。
上半身の戻りだけでなく、下半身の戻りについてご紹介します。
ラケットを「引く→打つ→戻る」の3つのステップで上半身の動きを取り入れ、下半身は「右足→左足→両足」の3ステップで体重移動を行います。
この3つのステップを取り入れるタイミングとしては、ラケットを引くときに右足、打つときに左足、戻るときに両足で行っていきましょう!
上半身と下半身をリズムよく組み合わせることで、力をしっかり伝えつつスムーズに動けるようになります。
体重移動が難しい場合、始めのうちは3つのステップをそれぞれ軽くジャンプしながら練習すると体重の移動が分かりやすくなるのでおすすめです。
慣れてきたら、かかとが浮く程度に抑えながら素早く動いていきましょう!
試合で活かせる戻りのテクニック
試合では、サーブ後やラリー中など、状況によって戻り方が変わります。
場面に応じた戻り方を意識し取り入れることで、返球までの余裕を作り出し、試合を優位に進めていきましょう!
ここではいくつかの場面の戻り方についてご紹介致します。
サーブ後の戻り「次の一手を有利にする動き方」
サーブは、戦略を決められる唯一のプレーです。
そのため、3球目以降の流れを作ることができやすいため、戦術を組み立てながら出していきましょう!
サーブの後の待ち方は出すサーブによって相手の返球も変わるので、いくつかご紹介します。
サーブについてはこちらから
ロングサーブを出した時
ロングサーブを出すと、相手の返球は長くなることが多いです。
そのため、サーブ後の戻りは台に近づきすぎず、ラケットの中心が台のエンドラインと重なる程度の位置に戻りましょう。
短いサーブを出した時
相手の返球はプレースタイルやサーブの回転量などで、長短が変わるため、しっかり判断して戻る位置を調整することが必要になります。
相手の返球がストップなど短いことが多い場合は、ロングサーブを出した時よりも立ち位置を前に構えるもしくは意識を前に向けると対応がしやすくなるので、おすすめです。
一方、相手の返球がツッツキやフリック、チキータなど長くなることが多い場合は、ロングサーブの時と同じ立ち位置に戻りましょう。
ラリー中の戻り「攻守のバランスを保つポジショニング」
ラリー中の戻る位置については攻めている時か、守っている時かなど場面によって戻る位置が異なります。
プレーの考え方として、大きく分けて「入れる→崩す→決める」の3段階があるとしたときに、攻めている時は崩すもしくは決めるに該当し、入れるプレーをしている時は守っていると考えることができます。
攻めている時
攻めている場合は、相手の返球コースをある程度限定できるため、次のコースを判断しやすくなります。先に判断できた時は、相手の返球のコースに合わせて戻る位置を調整していきましょう!
例えば、フォアのサイドを切るようなボールを送った時は、相手は安定して返球するために、少し山なりにクロスに返すことが想定されます。その時はフォア寄りの立ち位置に戻ることで、次の攻撃がスムーズになります。
ドライブについてはこちらから
守っている時
守っている場合は、相手のプレーをあまり限定できないため、どの位置に相手の返球が来ても対応できるように両ハンドで打てる位置に戻りましょう!
戻す時はラケットの向きを相手に向けることで、両ハンドで待ちやすくなるため、打球後は素早く戻っていきましょう!
ブロックについてはこちらから
カウンターを狙う戻り
カウンターは、相手のボールの勢いを利用して強いボールを打つ技術ですが、それなりのリスクも伴います。
カウンターを狙う際は、相手が入れにきたループドライブ等を狙っていきましょう!
まずは厳しいコースに深くツッツキを送ることで、相手の入れにくるループドライブを引き出すことが必要になります。
また、相手の回転量に負けないようにラケットを少し高め位置に戻し、コンパクトスイングを意識すると安定しやすくなります。
まとめ
卓球の試合で勝つためには、適切な戻りを身につけることが重要です。
正しいポジショニングを意識することで、ミスを減らし、得点チャンスを増やすことができます。
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