【卓球】試合で差が付く！ペン粒の基本・練習・戦術を徹底解説

「ペン粒」とは、ペンホルダーに粒高ラバーを貼ったスタイルの選手を指します。独特な変化を活かしたカットブロックやプッシュで相手を翻弄し、他の選手とは一味違う戦術が特徴です。

この記事では、ペン粒の基本打法やメリット・デメリット、上達のための練習法、試合で勝つための戦術、さらにはペン粒対策まで、実戦で役立つ情報を詳しく解説します。

ペン粒とは？

ペン粒とはペンホルダーのラケットに粒高ラバーを使用する戦型のことを指します。

粒高ラバーを使うことでボールに変化をつけ、相手のミスを誘います。

カットブロックやプッシュ、時には裏ソフトラバーを使った攻撃を駆使して相手を翻弄します。

ペン粒の選手は珍しいため、周りと違う卓球をしたい選手におすすめです。

粒高ラバーについての詳しい解説はこちらをご覧ください。

ペン粒のメリット・デメリット

メリット

ここでは、ペン粒スタイルならではの強みについて紹介します。

相手の意表を突ける戦術的な優位性や、体力面での有利さが魅力です。

プレースタイルの優位性
ペン粒の選手は、一般的なドライブ型の選手と比べて数が少ないため、対戦相手がペン粒に慣れていないことが多いです。

そのため、変化に対応しにくく、ミスを誘いやすくなります。特に、カットブロックやプッシュをつかうことで相手を翻弄することができます。

相手の体力を奪う
ペン粒はカットブロックを多用するため、相手は下回転のボールを打つ機会が増えます。

下回転のボールを持ち上げるには強いスイングが必要になるため、対戦相手は体力を多く消費します。

長いラリー戦になればなるほど、体力面で有利になることが多いです。

デメリット

一方で、ペン粒には注意すべき弱点もあります。攻撃の選択肢が限られるため、勝つためには高い戦術力が求められます。

攻撃力不足

粒高ラバーの性質上、自分から攻撃を仕掛けづらいことが主なデメリットです。

カットブロックやプッシュはしやすいですが、ドライブなどの強打は打ちづらくなります。

そのため、試合で勝つためには、技術や戦術を工夫する必要があります。この記事では、その点についても詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

ペン粒の基本打法

カットブロック

カットブロックは、相手のドライブを前陣でカットし、下回転で返球する技術です。

強い下回転をかけたり、前後に揺さぶることで相手のリズムを崩すことができます。

【カットブロックのコツ】
・バウンド直後を捉える
・真下方向にスイング

カットブロックのおすすめ動画はこちら

 プッシュ

プッシュは、相手のツッツキや甘いボールを素早く押し出すように打ち、攻撃的に返球する技術です。

ナックル性のスピードのあるプッシュをコースに打ち分けることで、得点に繋げていきましょう。

【プッシュのコツ】
・バウンド直後を打つ
・バックスイングを取る

プッシュのおすすめ動画はこちら

上達のための練習方法

基本打法の練習：カットブロックとプッシュを交互に打つ

基礎を固めるためには、カットブロックとプッシュを交互で打つ練習が効果的です。

この時練習相手にはカットブロックに対してはツッツキ、プッシュに対してはドライブで返球してもうらことで、2つの打法を交互に練習できます。

対応力を高める練習：多球で様々なドライブをカットブロック

対応力を高めるためには、様々な回転、スピードのドライブに対するカットブロックを多球練習で行うのがおすすめです。

この時、球出しのスピードと回転の強弱の変化を大きくすることで、実践的な練習になります。

ペン粒が試合で勝つための技術・戦術

ツーバウンドするカットブロック

相手コートでツーバウンドするような短いブロックにすることで、相手が強打しづらくなります。

また、相手の次のボールがツッツキになりやすいため、次のボールを狙ってプッシュするのがおすすめです。

プッシュのコース取り

プッシュは単に速く打つだけでなく、コースを工夫することが重要です。

ストレートやミドルを攻めたりすることで、相手の体勢を崩していきましょう。

また、プッシュでも長短を使うことで相手の距離感を崩し、チャンスに繋げやすくなります。

裏ソフトラバーでの攻撃

裏ソフトラバーで攻撃をすることで、得点パターンを増やすことができます。

甘いボールに対して積極的に攻撃することで相手にプレッシャーを与え、試合を有利に進めていきましょう。

【おすすめの得点パターン】
・相手の繋ぎのドライブに対するカウンター

・チャンスボールを裏ソフトラバーでスマッシュ

・カットブロックに対する甘いツッツキを強ドライブ

・三球目ドライブ

ペン粒に勝つための対策

ループドライブで繋いてプッシュを封じる

ループドライブを多用することで、ペン粒の選手が得意とするプッシュのチャンスを減らすことができます。

また、相手が裏ソフトラバーでの攻撃を行わない選手であれば、ループドライブでチャンスが来るまでつなぐ戦術が非常に有効です。

ループドライブについての詳しい解説はこちらをご覧ください。

ナックルサーブやナックルドライブで変化をつけさせない

ナックルサーブやナックルドライブは、回転がほとんどかかっていないため、粒高ラバーの変化を活かしにくくなります。

ナックルに対してはナックルで返球されることが多いので、そのボールを狙って強打していきましょう。

スマッシュを打つ

同じ速度であっても、スピードドライブではなくスマッシュがおすすめです。

スマッシュはドライブと比べて回転が少ないため、仮に返球されても強い下回転で返ってくる可能性が低くなります。

加えて、スマッシュは軌道が読みづらく、返球が難しくなります。

スマッシュについての詳しい解説はこちらをご覧ください。

まとめ

今回はペン粒の基本技術・戦術について徹底解説しました。

「ペン粒が上手くなりたい！」という方にはタクティブのパーソナルレッスンがおすすめです。

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